
2024年秋、原宿のお洒落なクリエィティブサロン【ハラカド】で、私の貴重なコレクション作品を展示させていただきました。
「Le Journal de Mickey」とフランスの魅力的な世界
このたびの個展では、奇跡的にフランスのコレクターから譲り受けた「Le Journal de Mickey」の貴重なコレクションを、ようやく日本でお見せする機会を持つことができました。この新聞は、1934年にフランスの作家ポール・ウィンクラーがミッキーマウスの愛らしさに魅了され、アメリカと交渉を重ねて生まれたものです。単なるキャラクター輸入ではなく、フランス独自の文化や感性を織り交ぜた内容となっており、長年にわたり子供たちに愛されてきました。このような歴史ある作品を日本で紹介できたことは、大変光栄でした。

私自身、このコレクションを価値あるものだと信じて疑いませんでしたが、展示を通じて外の視点からその価値を再確認することができました。思っていた以上に多くの方に関心を寄せていただき、新しい世代や若い方々が足を止め、じっくり見入ってくださる姿に感動しました。特に、タイポグラフィとしての価値を業界関係者の方々と交流する中で確認できたことも、大きな収穫です。

また、今回はスガアートさんに素晴らしい額装を手がけていただき、展示全体が作品として一層引き立ちました。さらに、bcbcサロンのスタッフの皆さまをはじめ、多くのプロフェッショナルの方々の献身的なご協力に支えられ、この展示を実現することができました。この場を借りて、心から感謝申し上げます。

展示を開催した原宿の会場は、クリエイティブな魅力あふれる新しい場所で、そこに参加できたこと自体が大きな喜びでした。古いものを扱いながらも、今の時代の人々に新鮮な視点で楽しんでいただけたことに、大きな手応えを感じています。


会期はすでに終了しましたが、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。「Le Journal de Mickey」を通じて、フランス文化やヴィンテージの魅力を少しでも感じていただけたのなら幸いです。これからも価値ある作品や物語を皆さまと共有できるような活動を続けていきますので、次回の展示もぜひお楽しみに!

